法令順守とリスク管理

不動産に従事している方であれば既にご理解していただけているように、
不動産業には多くの法令が関係しております。
関連法令はとても多いため、一部ではありますが記載しておきます。
宅地建物取引業法(宅建業法)
不動産登記法
建築基準法
民法
土地区画整理法
土地改良法
農地法
借地借家法
水道法
下水道法
浄化槽法
消防法
都市計画法
国土利用計画法
建物の区分所有等に関する法律(区分所有法)
建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐震改修促進法)
建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管理法)
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)
投資信託及び投資法人に関する法律
不動産特定共同事業法[2]
不動産の鑑定評価に関する法律(不動産鑑定評価法)
マンションの管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化推進法)
マンションの建替え等の円滑化に関する法律[3](マンション建替え円滑化法)
上記の法令以外にもたくさんの関連法令があります。
※法令とは…法律ばかりでなく政省令や条例・規則などを合わせたものです。
不動産業は法令を順守することがとても重要です。
お客様にご迷惑をお掛けしないように安心できて安全なお取引をすることが、お客様の為にもなり不動産会社のためにもなります。
また、リスク管理も見逃せません。
トラブルなどのリスクを防止するためにも、
お客様に対して契約書や重要事項説明書などで正確な説明ややアドバイスをお伝えできるようにするためにも、
物件の売主様とのコミュニケーションや丁寧な物件調査が重要となります。
売却依頼をいただた物件にはどのようなメリットがあるのか、
また、隠れた瑕疵などがないか、隠れた瑕疵などがあると仮定した場合に、
どのようなことを契約書事項にしたり重要事項にすればいいのか。
不動産売却の依頼を受けた場合や他社の物件を客付けする時には慎重に見極めていき文書化していくことが必要です。
中小規模の場合は大企業などのように専門部署を設けることが難しいということもありますが、
リスク管理をしっかりと意識しつつ、
法令順守とリスク管理については、絶対に他人任せにはしないという意識も重要なのではないでしょうか。